これは最初にスーパーをつくるときの出来事だ。
売り場のレイアウトをするのは当然わたしなのだが
売り場のレイアウトというものは面積割をしたあとは大方は
決まってしまうものなのだ。
中には奇抜なレイアウトもある。
でも皆さんもスーパーに買い物に行けばどんなスーパーも
ほぼ基本に準じているものなのだ。
青果売り場から始まって野菜などを買ってから肉か魚どちらに
メイン食材にするか考える。
惣菜などは完結商材なので最後にもっていくのがほとんどだ。
奇抜な売り場を作って流行ったとしても売り場のおかげとは
言えないのだ。
私が売り場のレイアウトを決めている時に母がよく当たると言われ
ている占い師にお伺いをたてたそうだ。
そしたら占い師が言うに「スーパーなどは水商売だ。」と言ったそうだ。
私は頭にきた。
本店の場所を選んだのは私の大学の論文で「M原市の地域開発」
を調べたものだった。
今思えば幼稚なものだったがそのおかげで本店の場所が悪くない
とわかるには十分だった。
当初、周りは畑だらけで納品業者に「畑ばっかりの場所には納品できま
せん。」と言われ断る業者もあったほどだった。
しかし、この場所の前の道路は駅前におとらない主要道路になることは
わかっていたのだった。
自信を持って臨んでいるのに水商売と言われやめた方がいいと言われ
たのだった。
そしてどうしてもやるのだったら入り口に水物、たとえば豆腐などを
もっていきなさいと言われたということだった。
私は買い物には道順があり、豆腐なんかを入り口になんかもって
いけるか~と怒ったのを覚えている。
そもそも私は占い師などは信じない。
長く話を聞いて会話の中でリーディングしてそれらしきことを
言って金儲けをする。
考えのまとまらない人たちにとってはすがるところなのかも
知れないが失敗しても責任は取ってくれないのだ。
占い師の言うことをまったく実行しなかったがその店は繁盛した
のだった。
でも占い師を全否定するつもりはない。
少なからず人によっては道しるべとなることもあるかもしれない。
でも、起業しようとする人がそんなものに頼っていては人も
ついてこないと私は思うのだ。
- ABOUT
- プロフィール
- 最新記事
- P R
- フリーエリア