私の提案で私の作った利益管理表に仕入れと売上を入力
するようになって1ヶ月が経った。
しかし、菓子部門がどうもおかしい。
菓子というのはあまり特売をしていないし、とりあえず特売
でも仕入れ価格に15%~20%利益があるようにしていた。
にもかかわらず、利益が上がってこない。
発注もこちらでしているので利益がでないと仕入れをひか
得なければいけないが、どうもおかしい。
私はH井さんに「だれか商品持って帰ってるんじゃないの
どうみてもおかしいよ。」と言った。
H井さんは「まさか~そんなことないでしょ~。」と言った。
月末の30日になった。
夕方に私は利益を見てみたら利益がすごく減っていた。
私は何があったか仕入れを調べた。
なんとガムがケースで10ケース、14万円もの仕入れが
あったのだ。
検品のサインに店長のサインがあったので「何考えて
月末にこんな大量に仕入れしてるんだ。」と言った。
店長はサインをしただけで数量は把握していないということ
だった。
数量をみないで検品するということ自体が信じられなかっ
たので「前に仕入れは業者任せにしたらいけないと言った
でしょう。自分の金だったらこんなにいい加減なことできるの
か?」と私は言った。
店長は「信頼関係だから。」というので私は「そんなのだから
なめられて大量に放り込まれるんだ。」と言って返品する
ために商品を集めようとした。
だいたいガムもボールで仕入れることはあってもケースで
しいれなんかしてどうするんだ。
めちゃくちゃ売れてる大手でもこんな無茶な仕入れはしない
とおもい集めたが3ケースしかない・・・
ガムでもケースとなると大きいものなのですぐにわかる。
実際は3ケースしかいれていないのに10ケースと伝票に
記載してあったのである。
私はH井さんにこのことを告げ、ほかの商品も調べてみた。
ストアコントローラーに仕入れ数が入っているが、明らかに
商品がないものが多く、在庫金額が全然足りなかった。
私は納品業者の担当者を呼んで問い詰めることにした。
その業者は菓子の2次問屋(大手の菓子の納品業者から
仕入れている業者)で担当者は社長の息子だった。
H井さんに「あなたは怒り役で私はなだめ役ということで
どこまでやったか調べていきましょう。ストアコントローラ
ーには13ヶ月分しかデータは残っていませんが5年以上
さかのぼれるということで今までいくら不正を働いたかわか
ると言うことで」と言った。
H井さんは「いくらぐらいやられてるんでしょうか?」と聞いて
きた。
私は「多分500万円から700万円だけど最初の頃はそう
表立ってはしていないと思うので500万円暗いと思われます。」
と言った。
H井さんは「金額を返したらそれでいいということではないでしょ
う。」と言った。
私は「そうですね、わからなかったらこれからのずっとやられて
たんですから3倍返しですね。」と言った。
H井さんは「その方向で頼みます。」ということで話はまとまった。
しばらくして担当者が来た。
私は担当者に「毎月15万円から20万円は空納品していることが
わかる。いつからやってるんですか?。」と聞いた。
「今年は数回しましたがそれ以前はやっていません。」と言った。
H井さんは「そんなはずないやろ~何が数回?調べたらわかるん
やで~。」と興奮げに言った。
担当者は「本当に1年前はやっていません。」と言うので私は
ストアコントローラーで調べたらみんなわかるんですよ、1年以上
前には一度もないんですか?もしあったら大手菓子会社に連絡
してこんなことがあったと納品止めさすけどそれでもいいですか?。」
と言った。
担当者は「あったかもしれません。」と言った。
H井さんは「あったんならあったとはっきり言わないと承知しないぞ。」
と言った。
私は「2年前は?」ときいた。
担当者はまた「あったかもしれません。」と言った。
「今月のペースでずっとやられていたら今までで700万円以上で
最大で1500万円は空納品されてるんですが。」と言った。
担当者は「そんなにしていません。」と強い口調でいったがH井さんは
「やった金額返したらそれで済むと思ってるんですか、わからなかっ
たらこれからもずっと盗られてたんですよこっちは。」と言った。
私は「どうするの?。」と担当者に聞いた。
担当者は「返します。」と言ったがH井さんは「たとえそちらが700万円
しかやっていないといってもそれだけですまさない。マックスで1500
万円ならその金額でないとこちらは和解しない。訴えるけどそれで
いいか。」と言った。
そしてその納品業者は1500万円を返すということで証書を書いて
もらい、返すということならこのことはどこにも言わないということになっ
た。
店長もよく一緒に競艇にいったりしていたということ。
ほかの従業員も食べに連れて行ってもらっていたということなどから
癒着体質があったことも伺えた。
大手の菓子のえらいさんにこの菓子業者の社長のことを聞いたら
なかなか誠実な社長だということだった。
まぁ息子のこずかい稼ぎだったようだった。
私が神戸に店長として行って4年ぐらいして直接は納品依頼は来ない
がいろんな理事やほかの店舗の理事長から「紹介して欲しいと言われて
るんだけど。かなり商品が安いのでいいかなと思って」と連絡があった
りした。
私は「その業者は知っているのですが今の業者で問題ありませんので
それから、商品が安くても数量が足りなかったら高いものになりますか
ら数量だけはよく見たほうがいいですよ。」と言っておいた。
その業者の担当者に「何故、あんなことしたの?。」と聞いたときに
担当者は「もうひとつの菓子業者がそういうことをしていたので、そんな
こともアリなのかなと思った。」と言った。
店舗の従業員は仲間意識が出来るのかもしれないが、なぁなぁの
関係ができるときにスキもできるのだ。
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