私がお昼を外食して店に帰ったらレジの主任からお客さんから
漬物のクレームがあったと連絡があった。
なんでもキャベツの漬物にてんとう虫が入っていたということだっ
た。
私は「漬物のクレームはその部門が対処するだろ~。」と言って
果物、漬物、味噌を担当しているK理事のバックヤードに行くと
K理事は「俺、漬物食わないからわからんので納品業者と行って
くれ。」と言うのだった。
食わないのとクレームとは別だろ~これだから活性化市場は困
るな~俺をクレーム係と間違ってないか?と思ったがしかたない
ので納品業者に連絡をした。
しばらく待っていると納品業者の息子のS君がきたのだった。
そいつは少し前までこの店の日配の部門でアルバイトで働いてい
た生意気なやつだった。
以前はえらそうに言ってたのにさすがにクレームでお客さんがカン
カンだということでかなりビビっていたのだった。
私は「おもろ~~~~。」と思ったので少しからかってやることにし
た。
「ここが住所なんで頑張ってね~。」と紙を渡すと「店長は行ってくれ
ないんですか。」と言う。
「ふだんえらそうに言ってたのにこれぐらい行けるだろ~まぁ頑張って
な~。」と言うと「お願いですから一緒に行ってください。」と言う。
私はS君に「とりあえずそこの不二家で菓子買ってこい、1200円~
1500円ぐらいであるから。」と言った。
S君は茶髪でピアスが片耳に3ツもつけていた。
客は怒っているのでこれは突っ込まれるな~でもお客もツッコミどころ
がないと面白くないしな~
私はS君に「これからいうことをよく聞けよ。」と言った。
私の真剣な顔を見て「はい。」とS君っは答えるのだった。
「行ったら申し訳ありませんと頭を下げろ、客は同責任取るんじゃと言う
がそれでも自分からは何も言うな、すいませんと頭を下げ続けろ。
客はお前を見て責任者を連れてこんか~と言う。
そしたらお前の親が店をやっていてもそれは絶対言うな
自分が跡を継いでやっていて自分が責任者だと言え
そうでないと話がおわらなくなるからな~
お客はどうしてくれるんじゃ~と言うけどお前はただ
すいませんと何度も頭をさげろ
お客は自分から金を出せと言えない。
迷惑料払えなんて言ったらゆすりになるからな~
これからはこんなことのないように気をつけますと頭を下げ続けろ。
もし、お前食えるのかと言ったら食え(笑)
保健所に持って行くぞと言われたら何かあってはいけませんので
調べてもらってくださいと言え
そんなことで営業停止なんかならないからな
腹こわしたらどうするんじゃと言われたら何かあってはいけないので
調べてもらってくださいと言え」と言った。
そしてクレームのお客のところに行くのだった。
お客の家に行くと男と5歳ぐらいの子供がいた。
お客は「こんなもん食わせやがって腹こわしたらどうするんじゃ~。」
と言った。
S君は「申しわけありません。」と土下座をした。
お客は「お前みたいな若造が責任取れるのか~責任者連れてこん
かい。」と言ったのでS君は「自分が責任者です。親の跡を継いで
自分がやっています。」と言った。
お客は「どう責任取るんじゃ~」と言った。
S君は「申しわけありません。」とまた土下座をした。
お客は「どう責任取るんじゃと言ってるんじゃ~。」と言った。
またS君は「本当に申しわけありません。」と言うのだった。
お客は「どう責任取るんじゃと言ってるんじゃ~わからんのか。」と
言う。
またS君は「本当に申しわけありません。」とまた頭を下げるのだっ
た。
お客は「茶髪にピアスはめてお前のその格好が謝りに来るかっこう
か~。」と言った。
S君は必死にピアスを外そうとするがこれがなかなか外れない。
私は「おもろ~~~。」とおもわず顔がにやけるのを必死でこらえた。
お客は「保健所に持って行くぞ~そしたら困るんちゃうんか~。」
と言った。
S君は言われた通りに「何かあったらいけませんので調べてもらって
ください。」と言った。
私は「本当に申し訳ありません、以後気をつけさせますので、これは
買った金額の返金分とこれはお詫びですので」と言って不二家の
お菓子の詰め合わせを渡した。
お客は「もういいから帰れ。」と言った。
そして二人で「本当に申し訳ありません。」と言って家を出た。
S君は「もうこれで終わりますか。」と私に聞いてきた。
私は「終わるよ、お菓子受け取った時点で終わってるから。」と言っ
た。
私は「今回の授業料高いよ~飯おごってもらわんとな~。」と言うと
Sくんは「わかりました。いくらでも言ってください。」と言うのだった。
私は最後にS君に「大事なことは決してお金は出さないということだ
ああいう人の中にはクレームで食ってる奴もいる。
一度お金を出すとわかるといくらでもくるのでそれだけは覚えとけ。」
と言った。
そして私に頭があがらなくなったのかS君は私と顔を合わすたびに
申し訳なさそうに挨拶をするようになったのだった。
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