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事件の真実
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創業して10年たったころだった。

従業員募集で青果の担当者を募集したところ3人の応募

があり面接することとなった。

一人は同じ地域に展開しているスーパー●マモトからの

転職だったが、言葉遣いが悪く「まぁあそこの社員はこんな

もんだな。」とおもった。

自信はあるようだったがいろいろ質問したら答えるのが

めんどくさそうな仕草をしたので×にした。

そしてあとの2人のうちの一人が私のいとこのスーパー

●ルヒからの転職だった。

わたしは「私と●ルヒの関係は知っているね、会社を創業

するときに昔一緒に働いていた人が辞めると聞いたので

誘ったんだけどそのときに引き抜いたと言われたんだよ。

いくら説明しても【俺も同じような事してきたから】と言って

話にならなかったんだ。

こっちに文句を言う前に何故やめたかを考えて欲しいものだ。

私は働いている人が辞めるのは賢いから辞めると思う。

合わない職場に我慢して働くのは時間の無駄だと思うから

賢い人はやめる。

だから辞めた人に根性がないとか思う前に自分のところに

原因がないか考えて欲しいものだ。」と言った。

そして「こちらも引き抜いたと思われたりするのは嫌だから

一度どこかに働いてからこちらに来るとかできないの?。」

と聞いてみた。

だが違うところで無駄な時間を使いたくないということだった。

私は「どうしてやめたの?。」と聞いた。

そのM川さんは「●ルヒの本店の周りに大型スーパーができて

本店は売り上げが落ちていったんです。

そして●ルヒの社長からそこの青果の担当になることを言われ

【これからどのようにこの店の売り上げが落ちていくかよく観て

おけ】と言われたんです。

自分は売り上げが落ちていっているがなんとか君の力で盛

りかえして行ってくれとか言われたらやる気になりますが、

落ちていくのを観ておけなんて言われたらやる気になりません。

だからそういう風に言うところでは働けないと思いました。」と

いうことだった。

私は何故そんなやる気が失せるようなことを言うのかと思った。

社長というのは会社そのものだ。

従業員に希望をあたえるような魅力ある会社にしなくてはいけない

責任もあると思う。

私は一応親戚の会社からの転職はタブーなんだけど原因は

社長にあると思ったので雇うことにしたのだった。

このM川社員は実際に青果の担当者として力があるいい社員

だった。

いい社員に育ってもやめないように魅力ある会社にしたらいいのに

なぁ~と思うのだった。

わたしも実は●ルヒで働いている時に「この業界は朝早く、終わる

のも遅いのは当たり前で、みんな解って働いている。」と社長が

私に行った時に「きょうび、そんな考えでは人は続かないので

どうやったら改善できるかを考えるのがあなたの役目だろう。」

と思ったものだった。

そしてスーパーの前で店頭販売でたこ焼きなどの業者がくるのを

自社でやっていこうと考えた社長がその担当に私をしようとした

のだった。

私がスーパーを自分ですることができるように勉強に来ているのを

知っているのに配慮もない社長に嫌気がさして1年でやめたのだっ

た。

だけど●ルヒの社長はいいことも言っていた。

「従業員と社長は決して交わらない平行線だ。」と言われたことがあ

った。

私は「それならできるだけ近い平行線でありたいと思った。」

でもそれはそれでいいのだけど、決して交わらないということが

分かるまでに5年かかったのだった。

従業員の要望をなんでも聞いてあげる会社がいい会社とは言えない。

人の願望には限界がなく、会社はできるだけのことをしていても

いつも間にかそれが当たり前のように思えてくるのである。

当初、交通費は車で出勤している社員にはガソリンスタンドの

カードを渡していくらでも入れることができるようにしていた。

しかし、経理の報告で必要以上にかかっていることが分かり

カードを廃止し、距離をリッター7キロ換算で交通費を割り出し

払うことになったのだった。

その時に私の次の役職の部長が「けちくさ。」と言ったのだった。

S岩部長は会社の立場で話ができない社員だった。

私の中で重要な社員とそうでない社員が分かれていくように

なっていったのだった。

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流通業界に30数年携わってきた中で起こった事件をつづっています。10数年前に事件に巻き込まれた際、「真相さん」という2ちゃんねるのスレのなかで多くの支援者に支えられ、立ち直れたことに感謝の意を唱えます。
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