創業時に最初の店舗は倉庫を借りてスーパーにした物件
だったがその家主がM井さんだった。
M井さんはその地域の大地主だったが先代が亡くなって
兄弟がいるのに財産を独り占めしたために兄弟がそのこと
をM井さんに訴え、M井さんは土地で財産を分けたら良かった
のだが、バブルで土地の値段が上がるので土地を担保に
お金を借りてお金を渡してしのいでいたそうだった。
でもそんなことはいつまでも続かずに限界を迎えていたのだっ
た。
M井さんから本店の土地を買い取ってくれないかと私に相談が
あったのだ。
私は会計と相談したが契約上は15年契約なので別に買う必
要はないということだった。
本店は稼ぎ頭ではあるが15年先はどうなるかはわからないし
今決断する必要もなかった。
こちらがほったらかしにしていたが、M井さんはこともあろうに
資産家のH氏にも相談に行っていたのだった。
そのことは私にとっては非常にやばい気がした。
以前、本店が改装した時に、借り直しの打診にオーケーを
もらっていた金融機関のN協が改装工事をしている時に急に
融資ができなくなったとあわてて言いに来たことがあり、その
時は別の金融機関で何とかしたことがあった。
私はそのことにH氏がからんでいると疑っていたからだった。
私はH氏が何らかの形で介入しようとしていると思っていた。
本店の土地は240坪でM井さんは5億で買い取って欲しいと
いうことだった。
私はその金額は金融機関も了承しないので無理だとつたえた
がH氏が勝手に話をして最初に3億1000万円で4年後に1億
8年後に1億、取引は3億1000万円で買ったことになるが
残りの残金をM井さんが設定をつけたりしたら3億1000万円
ですべての取引が終了し、残金は払わなくていいという契約
内容でどうだと言ってきたのだった。
断ったら本店の土地に関してH氏が絡んでくるように思えた。
ほっといたら何かやばい気がしたのだった。
私は3億1000万円を土地を買うのに融資してもらえるか金融
機関に相談した。
2社の銀行と話を進めたが、メインバンクの1社はだめだった。
もう1社は私の個人だったらなんとか融資できることになったの
だった。
そして私が住宅ローンで買うことになったのだった。
家も住宅ローンで買ったので家が月34万円のローンで本店が
190万円の住宅ローンww
月、224万円の住宅ローンになってしまったのだった。
H氏はまさか私が3億1000万円を用意できるとは思っていなか
ったようで驚いていたのだった。
H氏は取引に自分が知っている不動産屋を付けるからといってき
た。
家主も私も銀行が入っているのに仲介なんかいらないんじゃない
かと言ったが、H氏は「何かあったら困るので仲介を入れないと
いけない。」と言って聞かない。
仕方ないので仲介に入ってもらうことにしたがH氏は「仲介の金額
は300万円で普通よりかなり安くしてもらうがその金額は仲介
費用ではなく、お礼という形で払ってくれ。」と言われた。
経理は「お礼で300万円なんか通用しないぞ。」と私に言ったが
会社の方では仲介費用ということで処理するということになった。
私は以前、この不動産屋がH氏とお礼をわけあっていたのを見た
ことがあった。
取引は銀行で行われたが家主の要望で現金で3億1000万円を
用意して欲しいということだった。
契約の印紙代だけではっきり覚えていないが50万円か100万円
だった。
家主のM井さんは契約の印紙を用意しなくてこちらの契約用紙の
印紙を貼ったものをコピーさせてくれと言われた。
印紙代がないのでそうするということだった。
契約が終わったあと、その銀行に家主のM井さんを訪ねてくる人が
殺到し、3億1000万円から払っていっていたが最後は1円も残らな
かった。
私は現金で3億1000万円は今まで見たことがなかったが、その
お金が1時間もしないうちに全てなくなるのにも驚いた。
まるで香典返しを渡していくようになくなっていったからだった。
財産を長男が独り占めして裁判で負けてなくなる話はよくあるが
実際に目の前で起こっていることに「何かもっとうまくやる方法は
なかったのか?例えば本店の家賃をずっと渡していくとかとおもった
が兄弟はすぐに入るお金がほしいのだな~きっと貰うときにもらわな
いともらえなくなるともおもったのだろうなと思うのだった。
厳しい取引だったがH氏の介入はなんとか防げたことが大きいと思っ
たのだった。
私は4号店のF市店の鮮魚のテナントを決めなければいけなか
った。
レジ会社のT岡社の担当に「大阪で一番の魚屋さんてどこ?。」
と聞いた。
担当のY田さんはしばらくして3社ほど候補を上げてきた。
私はその鮮魚が入っている店をまわりその中でK和水産という
ところが一番良かったのでY田さんに我が社がテナントを募集
しているとあちらに伝えて欲しいといった。
K和水産は卸売市場をしていて、当時は卸が小売をしてはいけ
なかったので別会社を作ってあり、そこの●ディという会社の社長
H房さんがきたのだった。
そして最初の第一声が「おたくヤクザですか?。」と言った。
「ええ~なんでですか?。」と聞いたら
「若いのに店舗展開してるので。」ということだった。
若くて店舗展開していたらヤクザなのか~~~と思ったが
私は「ちがいますよ。」と笑みを浮かべて答えたのだった。
そしてF市店がオープンする前に売り場でK和水産の社長が青果の
平台の4ツ目を鮮魚の売り場に欲しいと言いだした。
我が社は青果が強いスーパーだったので簡単にはその条件を
飲めなかった。
私はとりあえず売り上げの構成比が20%を超えたらその場所を
譲ると言ったのであった。
しかしその条件をクリアし、平台を渡すことになるのだった。
そして本店の方では潰した市場が再度リニューアルし、オープン
して、我が社は改装して売り場を拡張して対抗した。
リニューアルした活性化市場の鮮魚の評判がいいので調べたら
私とは犬猿の仲のいとこのスーパー●ルヒに入っている鮮魚の
師匠にあたる人が入っていたのだった。
いとこのスーパーの鮮魚は評判が良かったがその師匠となると
てごわいな~と思った。
私はとりあえず関係がないわけでもないのでその魚屋さんの
電話番号をレジ会社の担当Y田さんに調べてもらい電話をした。
「もしもし、私は●ルタの社長ですが、うちの店に入りませんか
知り合いの魚屋さんの師匠と聞いたので、その店はうちがオープン
するときに反対運動をしてくれたので潰すことにしています。
その店を潰す前にうちの店にはいりませんか?。」と聞いたのだっ
た。
その魚屋さんは笑いながら「そんなことできないだろ~。」と言っ
たがまぁ当然の答えだった。
私は「とりあえず師匠の弟子の魚屋さんとは知り合いなので
電話だけ入れとこうと思いましたので。」と言って話はおわった
のだった。
私はK和水産に「うちの本店に入れてあげますよ~どうします。」
とK和水産の社長に聞いた。
そして本店の鮮魚は直営からテナントに変えることになったのだ
った。
オープン前にK和水産の社長が「うちは青果に売り上げが負けた
ことない。」というのでうちも青果は負けないですよ。
F市店はフランチャイズですがここは直営でましてや本店ですか
ら。」と言ったのだった。
当時は鮮魚は直営の時には1000~1200万円の売り上げだっ
たがテナントにかわるとさすがに大阪一と言われることはあり
1日30万円ちょっとの鮮魚の売り上げが70万円を越していったの
だった。
私の店は正月しか休みがなかったが、鮮魚は週に1回休んだ。
でもその日はパートさんが造りを作ったものを冷蔵庫から出す
だけなのだが、社員がいないのもかかわらず鮮魚の1日の売り上げ
が60~70万円あったので何も言えないのであった。
とりあえずは成果の売り上げ構成比が24%で鮮魚の22%には
勝ったのだがすごい魚屋さんだな~と思ったのだった。
そして鮮魚の1日の売り上げは以前より40万円増えたのだが
相乗効果で店の売り上げはかるく100万以上増えたのだった。
そして公言通り活性化市場は2ヶ月後に潰れるのだった。
オープンの日にとらふぐがチラシに入っていて裏方では鮮魚の
社員7人がお客さんが買ったフグをてっちり用やてっさなどに
さばいていた光景は凄まじかったのを今でも覚えているのだっ
た。
売り上げは伸びると思っていたがまさかここまでとは思わなかっ
た私だった。
テナントに入っているお肉屋の社長とそこの部長が店に
訪ねて来た。
なんだろうと思ったら競合店の影響で売上が落ちている
ので助けて欲しいということだった。
やるのはいいが運転資金が足りないということでどうした
ものかと思ったが、当時は近隣の店も早く閉店していたの
で営業時間を伸ばして売上でカバーしようと考えた。
どうせ、オープンケース(店内の冷蔵設備)も動きっぱなし
なんだから人件費と照明代ぐらいが余計にかかるぐらいで
10万円でも売上が伸びればいいと思ったのだった。
2時間延長するだけだからそう期待はしていなかった。
夜10時までにしたのでアルバイトは男の子を雇うことにし
た。
3人雇ってどうせ暇なのだから掃除ができるように結婚式場
で使われている100万円ぐらいの掃除機を買った。
店内を押して周ると勝手に綺麗になる業務用洗浄掃除機
だった。
当初は近くの食堂から丼ものを毎日アルバイトにとってあげた。
契約時は食事付きではなかったが、深夜なのでサービスの
つもりだった。
しかし、2週間ほどで売り上げが伸び出し、アルバイトが食事
を食べる時間がなくなっていった。
近隣で深夜まで開いている店がなかったため、口コミで客数
が増えていったのだった。
1っヶ月後には2時間で30万円をあっさり超えてしまったのだ
った。
後にそのアルバイトの2人は正社員として我が社に入ってくる
のだった。
当初は深夜に店内を掃除するのに3人体制をとったのに思いが
けないほど売り上げが伸びていくのだった。
私がHヶ丘店にいる時に本店の近所の酒のディスカウントの店
Gの社長が訪ねて来た。
食品や雑貨を安く仕入れできる業者を紹介したいということで
I藤という人物を紹介された。
私の会社には納品業者にR食やK産業など大手の食品会社と
取引しているので今更仕入先などいらないだろうと思ったが、
近所の店の紹介ということなので話だけは聞いておくことにし
た。
そしてそのバッタ屋(安い商品をスポットで売る店)安い商品が
あったら連絡させてもらいますということで話は終わったのだ
った。
後日連絡があり、飲料や食品を紹介されたがわざわざ買うほど
の値段ではなかったが、日用品のティッシュやトイレットロール
が安かったので買うことにした。
当時はネピアなどの12Rで仕入れが290円ぐらいだったが
ティッシュ5p、トイレットロール12Rが200円だった。
現金支払いだったが特売などで198円の目玉にして売ること
ができたので全店で仕入れることにした。
店舗数があったのでかなりの量を売ったのであった。
しばらくしてバッタ屋のI藤から「毎回現金でもらうのは面倒なの
で先入れ金という形でお金を入れてもらって超えたらまた先入れ
金を入れるような形がとれませんか。」という打診があった。
私は「もう少し考えさせてもらう。」と言ったが、こちらの通常仕入
れ価格の差額が100万円を超えた時点で100万円の先入れ金
を入れることにしたのだった。
私はI東に「トイレットロールの値段が何故そんなに安いのか。」と
聞いた。
I東は「四国の工場から直接仕入れするので安くできるんです。」
ということだった。
胡散臭さはあるが仕入れる方なので気にしなかった。
そしてまたI東から「オロナミンCが500円で手に入るがどうします。
」と連絡があった。
当時オロナミンCの10本パックは630円ぐらいだっし、目玉として
はかなり魅力があった。
498円などで売ればかなりの集客が見込めたからだ。
400ケース注文し、市内でチェーン展開しているMと業務提携して
いたのでそちらにも100ケースほどわけて売った。
食品の単価が張るので先入れ金も200万円以上になった時に
商品が入ってこなくなった。
上白糖を大量に仕入れることになっていたので先入れ金も用意
していたが商品が入ってこないので支払わないがI藤は「仕入先に
仕入れたら支払ってもらえるということで100万円の小切手の
コピーが欲しいと言った。
私は用意していたが支払わなかった100万円の小切手をI藤に
そこでコピーしろと渡し、コピーした紙をもってI藤は帰っていった。
しかし、この100万円の小切手のコピーが波紋を呼ぶこととなる
のだった。
しばらく経ってH氏から「お前白紙の小切手渡してるのか?。」と
電話がかかってきた。
私は「そんなことないですが。」と言うとH氏は知り合いの資材
関係の会社からそんな話を聞いてこちらにコピーがあるということ
だった。
私は小切手番号を聞いたらI藤がコピーした小切手だったので
現物があるのでH氏のところに見せるために持っていったのだっ
た。
そこには取引のある金融機関の支店長もいたので現物を見せ
た。
小切手の印字が薄いのでコピーしたら金額のところが写らない
ようだった。
私はその場所にあるコピー機でコピーしたらやはり印字が薄く
はっきり写っていなかった。
チェックライターでは刻印されるのでみたらはっきり写っている
のだがコピーするとはっきり写らないのだった。
I藤はそのコピーで支払いしてもらえるからといって資材を仕入れ
ようとしたのだった。
私は現物を見せたので納得してもらえたと思ったが、H氏は
小切手の現物を見ても認めようとしなかった。
まるでそれが白紙でないと都合が悪いというような感じだったの
だ。
その後、I藤は連絡が取れなくなったので酒のディスカウントG
の社長とI藤の会社に行った。
そこには納品業者の被害者が10社ほどきていた。
米屋、日用品屋、酒屋などがいた。
事務所はもうひとつの100円均一の会社と2社で使っていた。
100円均一の会社の社長に聞くと「私も被害者で探してる。」
ということだった。
私は被害者の紙屋と話をした。
私が買っていたトイレットロールはそこから仕入れしていたのだっ
たが普通の値段でI藤はかっていたというこだった。
紙屋は「共同で事務所を使っているやつも共犯でっせ。」と
言った。
酒屋の3社は3000万円前後の被害で酒屋だけで1億以上の
被害だった。
仕入れ業者を合わせると相当な金額にのぼったのだった。
私は300万円近い被害だったが、利益もその金額に近い
ものがあったのでそう悲観的ではなかった。
私は酒屋たちに「金額の多い少ないではないのでうちのところは
うちで回収します。」と言ってその場を去った。
ディスカウントGの社長は自社の損失をカバーするために私
の会社をI藤に紹介したことが後日わかるのだった。
Gの社長がY田というヤクザを使ってI藤を捕まえるのに顔を
知っている私が2~3日Y田に同行した。
その後I藤はY田に確保されたというか、自分で出てきたようだっ
た。
Y田というヤクザが私のところに来て商品を原価で卸してくれ
ませんか、現金で払うしおたくの損失も埋めていきますので
ということだった。
しかし、Y田はI藤に取り込まれてY田を信用してしまった私は
被害を拡大させてしまい、私のミスで従業員には迷惑をかけら
れないので自分で1000万円近くの損失を埋めることになるの
だった。
自分を過信しすぎた失敗で高い授業料を払った結果となったの
だった。
スーパーにはほとんどといっていいほど警備のカメラがある。
よく、反射鏡などを置いている店もあるが、それは万引き犯が
店内の従業員をみるのに逆に使われることが多いので注意
しなくてはいけない。
使わなくなった古い防犯カメラをダミーのためにそのまま置いて
おく店も多いが、レンズをよく拭いていかないと万引き犯にダミー
だとわかるので注意したほうがいい。
防犯カメラでたくさんの万引き犯を捕まえたが、お客さんばかり
を見張ってもいいというものではない。
以前に書いたように従業員の犯罪の多いのだ。
レジにカメラを仕掛けると「従業員を信頼していないのか。」と言わ
れることもあるが、未然に防ぐという意味で必要なのだ。
警察に証拠として出すのにはなくてはならないものなのだ。
証拠がないと警察も動いてはくれないからだ。
これはコンビニでもいえることだ。
コンビニで従業員が宅急便を頼まれたように見せかけて自宅に
タバコなどのお金に変わりやすいものを送るという手口もあった
のだ。
防犯カメラは万引きを捕まえるという意味よりも、万引き犯たちが
仕事がしにくいのでここではやめようと思わせることが大事なの
だ。
未然に防ぐことが一番の目的だと私は思っている。
事務所の金庫のそばなどではわからないようにピンポイントカメラ
などを従業員にわからないように仕掛けておくことも大事なことだ
と思う。
盗られるのは当然盗ったほうが悪いのだが、そういう環境にあると
いうことで店舗側も注意しなければいけないのだ。
事務所でカメラがあることがわかれば線を切られれば終わりだか
らだ。
何事も起こってからではおそいのだ。
今まで、まさかあの人がというのを嫌というほど見てきている。
人の家庭の事情までわからない。
万引きを悪いと思っていない人。
捕まったら運が悪いとしか思わない人がたくさんいるのだ。
以前は防犯カメラの値段は100万円以上したのだが、今は
ネットで探せばカメラ4台セット、録画機能付きで500メガほどの
商品が4万円前後である。
あとは設置費用だけなのだ。
その金額を惜しんだら嫌というほど万引きで持っていかれるのだ。
どこでも万引き犯をマークしている。
でも、その人たちが来るたびに時間を取られて仕事が進まないのを
見てきている。
捕まえたら必ず警察に届けることも大事なことだ。
許してくれるという噂が一番怖いのだ。
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