私がHヶ丘店にいる時に本店の近所の酒のディスカウントの店
Gの社長が訪ねて来た。
食品や雑貨を安く仕入れできる業者を紹介したいということで
I藤という人物を紹介された。
私の会社には納品業者にR食やK産業など大手の食品会社と
取引しているので今更仕入先などいらないだろうと思ったが、
近所の店の紹介ということなので話だけは聞いておくことにし
た。
そしてそのバッタ屋(安い商品をスポットで売る店)安い商品が
あったら連絡させてもらいますということで話は終わったのだ
った。
後日連絡があり、飲料や食品を紹介されたがわざわざ買うほど
の値段ではなかったが、日用品のティッシュやトイレットロール
が安かったので買うことにした。
当時はネピアなどの12Rで仕入れが290円ぐらいだったが
ティッシュ5p、トイレットロール12Rが200円だった。
現金支払いだったが特売などで198円の目玉にして売ること
ができたので全店で仕入れることにした。
店舗数があったのでかなりの量を売ったのであった。
しばらくしてバッタ屋のI藤から「毎回現金でもらうのは面倒なの
で先入れ金という形でお金を入れてもらって超えたらまた先入れ
金を入れるような形がとれませんか。」という打診があった。
私は「もう少し考えさせてもらう。」と言ったが、こちらの通常仕入
れ価格の差額が100万円を超えた時点で100万円の先入れ金
を入れることにしたのだった。
私はI東に「トイレットロールの値段が何故そんなに安いのか。」と
聞いた。
I東は「四国の工場から直接仕入れするので安くできるんです。」
ということだった。
胡散臭さはあるが仕入れる方なので気にしなかった。
そしてまたI東から「オロナミンCが500円で手に入るがどうします。
」と連絡があった。
当時オロナミンCの10本パックは630円ぐらいだっし、目玉として
はかなり魅力があった。
498円などで売ればかなりの集客が見込めたからだ。
400ケース注文し、市内でチェーン展開しているMと業務提携して
いたのでそちらにも100ケースほどわけて売った。
食品の単価が張るので先入れ金も200万円以上になった時に
商品が入ってこなくなった。
上白糖を大量に仕入れることになっていたので先入れ金も用意
していたが商品が入ってこないので支払わないがI藤は「仕入先に
仕入れたら支払ってもらえるということで100万円の小切手の
コピーが欲しいと言った。
私は用意していたが支払わなかった100万円の小切手をI藤に
そこでコピーしろと渡し、コピーした紙をもってI藤は帰っていった。
しかし、この100万円の小切手のコピーが波紋を呼ぶこととなる
のだった。
しばらく経ってH氏から「お前白紙の小切手渡してるのか?。」と
電話がかかってきた。
私は「そんなことないですが。」と言うとH氏は知り合いの資材
関係の会社からそんな話を聞いてこちらにコピーがあるということ
だった。
私は小切手番号を聞いたらI藤がコピーした小切手だったので
現物があるのでH氏のところに見せるために持っていったのだっ
た。
そこには取引のある金融機関の支店長もいたので現物を見せ
た。
小切手の印字が薄いのでコピーしたら金額のところが写らない
ようだった。
私はその場所にあるコピー機でコピーしたらやはり印字が薄く
はっきり写っていなかった。
チェックライターでは刻印されるのでみたらはっきり写っている
のだがコピーするとはっきり写らないのだった。
I藤はそのコピーで支払いしてもらえるからといって資材を仕入れ
ようとしたのだった。
私は現物を見せたので納得してもらえたと思ったが、H氏は
小切手の現物を見ても認めようとしなかった。
まるでそれが白紙でないと都合が悪いというような感じだったの
だ。
その後、I藤は連絡が取れなくなったので酒のディスカウントG
の社長とI藤の会社に行った。
そこには納品業者の被害者が10社ほどきていた。
米屋、日用品屋、酒屋などがいた。
事務所はもうひとつの100円均一の会社と2社で使っていた。
100円均一の会社の社長に聞くと「私も被害者で探してる。」
ということだった。
私は被害者の紙屋と話をした。
私が買っていたトイレットロールはそこから仕入れしていたのだっ
たが普通の値段でI藤はかっていたというこだった。
紙屋は「共同で事務所を使っているやつも共犯でっせ。」と
言った。
酒屋の3社は3000万円前後の被害で酒屋だけで1億以上の
被害だった。
仕入れ業者を合わせると相当な金額にのぼったのだった。
私は300万円近い被害だったが、利益もその金額に近い
ものがあったのでそう悲観的ではなかった。
私は酒屋たちに「金額の多い少ないではないのでうちのところは
うちで回収します。」と言ってその場を去った。
ディスカウントGの社長は自社の損失をカバーするために私
の会社をI藤に紹介したことが後日わかるのだった。
Gの社長がY田というヤクザを使ってI藤を捕まえるのに顔を
知っている私が2~3日Y田に同行した。
その後I藤はY田に確保されたというか、自分で出てきたようだっ
た。
Y田というヤクザが私のところに来て商品を原価で卸してくれ
ませんか、現金で払うしおたくの損失も埋めていきますので
ということだった。
しかし、Y田はI藤に取り込まれてY田を信用してしまった私は
被害を拡大させてしまい、私のミスで従業員には迷惑をかけら
れないので自分で1000万円近くの損失を埋めることになるの
だった。
自分を過信しすぎた失敗で高い授業料を払った結果となったの
だった。
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