ヤクザが探している事件があってから3ヶ月ほどたった日
だった。
またまた本店から電話がありヤクザが私を探していると
言うのだった。
私は「またこの前みたいに違うんじゃないか?。」と聞くと
「今度はどう見てもヤクザですよ。」と店長は言うのだった。
私はまたわくわくしながら本店に向かった。
私が本店に到着すると裏口から覗いている人がいるではな
いかww
スーツ姿だが頭は五分刈りでどう見ても本ちゃんだった。
私は「あの~何かようですか?。」と聞いた。
すると「社長にお会いしたくて寄ったのですが。」と言うのだっ
た。
「私が社長ですが。」と言うと「息子がお世話になっているので
一度お会いしようと思って寄ったのですが。」と言うことだった。
「息子?。」
親がヤクザの息子がいたのかww
私は差し出される名刺を受け取った。
名刺に代紋があると思ったらなんと●福食品の社長ではない
か^^:
●福食品と言えば大手ライフなどにたまご豆腐や茶碗蒸し
などを納品している業者で、息子さんは冷蔵物流の会社を
していて、私のところと取引していたのだった。
そのおかげで私のところのそれらの納品価格は驚くほど
安くしてもらっていたのだった。
格好はたしかにヤクザと間違ってもおかしくないが、話すと
腰の低いいい社長だった。
私は思わず笑ってしまったのだった。
私は「電話下さればこちらのほうから出向きますのに。」
と言うと「いえいえ社長はお忙しそうなので。」と言うのだっ
た。
そのあと店長に「さっきの人は●福食品の社長だよ。」
と言うと「ええ~~~どう見てもヤクザに見てたんだけど
と言った。
私は「人を見かけで判断したらいかんだろ、私だってどう
見ても誰も社長とおもわんだろ、黒いベンツに乗っていて
も10人に一人もヤクザはいないよ」というのだった。
●福食品の社長ごめんなさいね^^:
重い話が始まる前にソフトな話を・・
創業7年目ぐらいの頃でした。
いつもどおりにHヶ丘店に行ってから本店に向かう途中
先に電話を入れてみました。
するとS店長が「なんか社長がいますかとヤクザが尋ねて
来てたので昼ぐらいには来ますがと答えたんだけど。」と
言うことだった。
私は「ヤクザ?だれかな~知らないしな~とりあえず行くわ。」
と言って本店に向かった。
到着して店長に「本当にヤクザか?。」と聞いた。
店長は「あれはどうみたってヤクザやて、10人に聞いたら
10人ともヤクザっていうわ。」とのことだった。
店に入られても困るので駐車場付近で待っていると向こうから
グラサンをかけた昔風のヤクザのような奴が歩いてくるのだっ
た。
「知らないな~。」と思っているとそいつが「先輩久しぶりです。」
と言ってグラサンを取って顔を見せるのだった。
「お前か~どうしたの。」と私は言った。
そう、そいつは私のたぶん後輩だった。
私は大学の頃、地元の中学生の卓球部の3中学合同練習を
行っていて、よく指導しに来てくれとたのまれて行っていた事
があったのだ。
その時にその中にいた一人だった。
そしてそれから2年ぐらいたったある日、そいつと偶然道端で
会った時にそいつは頭はロケットのようにとんがっていて
革ジャンでブーツ姿だった。
何をしているのかと聞くと毎日長居公園で踊っていると言うこと
だった。
家出をしていて公園とかで寝泊りしていると言うことだった。
私は「俺の家で泊めてやるから。」と言って泊めて風呂に入れ
てやったのだった。
私の家は自由な家で私の友達は家族同然の扱いをしてくれ
るのだった。
母親は「自分の家とおもって自由にしていいから。」といつも
遊びに来た友達に言ってくれた。
私がいなくても出入り自由で土曜日などは私がいなくても
私の部屋で高校時代の先輩や後輩、社会人の卓球クラブ
の人や麻雀で私に挑戦しに来る知らない人もいたが誰でも
来るものは拒まず自由に麻雀をするのだった。
当然泊まるところがないので毎日泊まりに来ていたが、私
が疲れて寝てしまっていてそいつが来たのに気づかなくて
それから来なくなったのだった。
私の家は友達がいつでも来れるように夜中でも留守中でも
家に鍵をかけない風習だったので、そのことを言っておいた
ら入れたのにと思ったのだった。
「今何してるの?。」と私が聞くと「今は何もしていない。」と言う
ことだったが、黒のスーツにグラサンをしていていかにもという
感じだった。
話を聞くと何らかの事情で彼女が私の店で働いていることに
してほしいということだった。
私はとりあえず後輩なので協力したのだった。
電話がかかって来るので働いていますと答えてほしいと言うこ
とだったのでその通りにしてあげた。
私はそいつに「何か仕事探すのだったら探そうか?。」と聞い
たが「その時はお願いします。」と言って別れたのだった。
何の仕事をしているのか?
しばらくは気になった私だった。
まぁ、あの格好だとヤクザと言われてもしかたないな~と思う
のだった。
Hヶ丘店を売却したことで本部機能をどこに置くかという
問題があり、私は自社の内装工事をほとんど任せている
●形工務店のマンションを借りることにした。
本店に持っていくことも考えたが、H氏の動向が気になって
いて、本店に親父がいることもあり、何もかもがつつにけ
になるのを恐れたためであった。
2店舗を売却したために売上が急激に落ちているため
いくら売却益があるといっても追いつけない。
借り入れも必要だったが、安い手頃な物件があれば
出店する方法をとるのも一つの方法だった。
しかし、本店を自分のものにしようとする動きをH氏
が見せているためにH氏にわからないようにする必要
があった。
私は、慎重にそれらの案件を進めるのだった。
その日はH氏が「おやっさんも来るので事務所(H清掃)に
来い。」と連絡があった。
H青果の担当者とあっていたが時間がないので同行
してもらったのだった。
しかし、それは罠だったのだ。
私が事務所に行くとH氏が「実印と小切手を持ってきて
これからはここで事務作業をしろ。」と言うのだった。
私は、「なんでここでしなくてはいけないんだ。そんなの
出来るわけないでしょ。支払いや商談、給与の振込
などもPCで操作したりしているのにここで出来るわけ
ない。」と言った。
H氏は「いいからここでしたらいいんじゃ。」といったが
親父が「まぁそこまではしなくていいようにしてくれ。」
と言ったが私にすれば「お前らがどうこう言う問題
じゃないだろ。ふざけんなよ。」という心境だった。
同行していた青果の担当者も「なんでそこまで言わ
れんなあかんねん。」と言ってくれた。
その時だった。
携帯に電話がかかってきたのだった。
電話に出ると「O銀行です、振込がないのですが
支払いが回ってきているので。」と言うのだった。
私は「何処の店ですか?。」と聞いた。
O銀行は「どこもふりこまれていませんが。」と言うの
だった。
「ええ~~」
私は何が起こっているのかわからなかったが
銀行の締め時間まであと20分もない。
私は最初に本店のK店長に電話をした。
K店長は「親父さんから振込をするなと言われた。」
ということだった。
たぶん親父から「H氏が振込をするなといっているので
するな。」と言う連絡がなんらかの脅しもいっしょに
されたものだと判断した。
私は各店に電話を入れ各店長に「支給売上を持って
O銀行に来るように指示したのだった。
その日は全店の振込をすることが決まっているのを
知っていて、その振込がないと小切手が不渡りになる
ことも知っているということは経理も脅して聞き出して
いるということがわかった。
不渡りを機に介入しようとしていることが容易に想像
できたのだった。
各店長が売上を直接持ってきて銀行に頼み込んで
時間は過ぎているがなんとか不渡りは回避できた。
何度も何度も銀行の担当者に頭を下げた。
「お願いします不渡りにしないでください。」と
必死で頼み込む私だが悔しさで胸がいっぱいだった。
各店長に「不渡りになるとどうなるのかわかってるのか
みんな職を失うかも知れないんだぞ。」
と言ったがどう言われたのかはっきり言わない。
自分の会社なのに情けないと思った、そしてH氏の
圧力をみんなが受けないように至急になんとかしなけれ
ばいけないと思ったのだった。
親父は解雇したほうがいいが、そうしたらH氏がすぐに
何らかの手で介入しそうなので何らかの手を打ってから
解雇しようとおもうのだった。
H氏は月500万円以上の収益を出している本店をなんと
か手に入れようとしているのはわかった。
しかし、本店は私の個人名義の物件なので会社をつぶ
してもそう簡単に手に入れることはできないが、繋がり
のある右翼やヤクザを使って手に入れようとしているのは
明らかだった。
しかし、市の指定業者であるH氏が犯罪を犯してまで
無理やり手に入れることができるのだろうかとも思う
のだった。
その日の夕方、私や親父の知り合いの●藤君から電話
があり、「不渡りでたの?親父さんから今日不渡り出たか
ら力になってやってくれと言われた。」ということだった。
力になってやってくれ?
自分でH氏に協力して不渡り出そうとして何言ってるんだ?
力になってくれ?
そんなに資産を持っているとも思えない個人が年商
50億円近くある会社の代表の私のどんな力になると
いうのか?
早くあの糞虫をなんとかしないといけないのは確かだっ
た。
糞虫をなんとかして、みんなが働きやすい職場にしな
ければいけないことは確かだった。
この話を読んでいる人には信じられないことかもしれ
ないが、ヤクザにも警察にも顔が利く、H氏とはそんな
人物なのだ。
しかし、わたしも対抗できなくはなかった。
H氏からの借り入れは約定通り年1000万円ずつ
返済して残り1500万円で売上から見れば1日ちょっと
の金額だが、2店舗閉店で資金がかなり細くなっている
状態なので●津屋店の建物を担保に入れて資金を
調達してすべて終わらせる準備をするのだった。
しかし、目的は金ではなく店舗だということは解って
いる。
そんなことをさせないために私は準備を進めるのだっ
た。
さすが黒い噂のスーパー●出!
公正証書を巻いたにもかかわらずリースの残金は払わない
と言ってきた件はさすがに弱った。
公正証書を巻いた意味がないので信じられないことをいうと
思ったのだが名義変更はまだだったので必然的に普通は払
わなくてもいいのだがそれで裁判するには余計な時間も金も
かかる。
しかし私には考えがあったので冷凍ショーケースや設備の権
利はわたしに戻すという条件で300万円を払うことにしたの
だった。
スーパー●出は冷凍ケースを置く倉庫を持っていて中古の
ケースを買い取ってそこで修理して物件を買ったら使うと
いうことを聞いていたので持って行かれては再販できないと
思ったからだった。
そして私のあらゆる関係筋からHヶ丘店を引き継ぐスーパー
を探したのだった。
営業権という形で3000万円で再度売りに出したのだった。
Hヶ丘店は家主に払った4000万円以外でも内装関係で
5500万円、冷凍設備で4000万円、電気工事で3000万円、
レジ関連で1200万円とかなり重装備なので3000万円なら
買い手が付くと思ったからだった。
そして2週間で相手先が決まったのだった。
お金を受け取ったあとにスーパー●出の番頭さんから電話
があり、設備を売ったことを知って電話をかけてきたのだっ
た。
電話から上手くやられたと思ったようなことを言っていた。
私は設備だけを売ったのではないと言い訳のようなことは
言ったが、今更どう言われても遅いよとしか思っていなかっ
た。
あくどいスーパー●出を少しはだしぬけたようなので少し
嬉しかった。
とりあえず2店舗で都合1億1千700万円にはできた。
しかし、2店舗売却なのでそれだけではまだまだ厳しい
ことは確かで、安い物件を見つけて1店舗でもオープン
させることが最善だと思えたのだった。
スーパー●出が Hヶ丘店の保証金を1000万円返却
を求めた件でHヶ丘店の家主から私にも弁護士事務所
に来て欲しいと連絡があったのでわたしも同席すること
になった。
しかしスーパー●出の社長は今は警察に拘留されている
はずだった。
私はHヶ丘店の家主の使っている弁護士事務所でその
ことを話したが、弁護士は「今日来ると言っていた。」と
いうことだった。
私は「まだ釈放されてないはずなんだが・・・。」と思ってい
たがしばらくしたらスーパー●出の番頭さんと見知らぬ
人が入ってきた。
番頭さんは「登記上の社長ですがいいですか?。」と言っ
てきたのだった。
弁護士は「登記上の社長でないと困ります。」と言ったが
実質の社長がいるのになんと登記上では別の社長がいた
のだった。
スーパー●出は社長が警察に逮捕されないように別の
社長を立てていたが実質の社長が逮捕されたのだった。
番頭さんは「登記上の社長のだけなので話は私がします。」
と言って話を進めた。
そしてHヶ丘店の家主はすんなりと1000万円払うというこ
とで話を決めたのだった。
家主はスーパー●出の人たちが帰ったあとでわたしに
「ただでさえ黒い噂のスーパー●出なんでこれ以上関わり
たくなかったということだった。
気にはしていなかったが、たしかに事務所にはどう見ても
ヤクザらしき人たちの出入りが頻繁にあったのだった。
私は残金の3000万円を受け取ることになっていたので
「●田社長が釈放されているのかなぁ。」とも思ったが期日
だったのでスーパー●出に行った。
番頭さんは「もうすぐ帰ってくるから。」と言うので待つこと
にした。
しばらくすると●田社長が現れ「ヤクザの組が配ってる湯呑
があるとかでうるさくてかなわん。それぐらいでヤクザと付き
合いがあるって・・なんで知ってんねん。」と言って笑いだした
のだった。
まわりのみんなも笑っていた。
そして私は3000万円受け取って帰るのだった。
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