夕方、広島から呼び戻された私はH氏の兄弟が営んでいる
すし屋の2階の宴会場に連れて行かれた。
そこには数千人の組員がいるヤクザの会長がいた。
そして数人の付き添いを引き連れて大物らしい人物が現れ
た。
H氏の息子は「あの人は西日本の右翼の会長だ、右翼の
会長は西日本と東日本2人しか会長はいないんや、その
一人がこの会長で支部長の兄貴や。」と言うのだった。
それがどうだと言うのだと思った。
そんなことはどうでも良かったのだ。
どうしたらこの窮地から逃れることができるのかが一番
大事なことだと思ったのだった。
後に聞く話によると右翼により店舗を占有したり、私の実家
の周りなどに右翼がうようよいたということだった。
H氏の筋書き通りに私の弟の手によって私の会社が不渡り
をだし、ようやく自分の出番が来たというような感じだった。
H氏が圧倒的な暴力の力を使って本店を自分のものに
しようとしているのがありありと伺えたのだった。
私はヤクザの会長に土下座して「私を破産だけはさせないで
ください。」とたのんだ。
破産さえしなければ本店はH氏のものにはならないと思って
いたからだった。
でももともと本店を盗ろうとしている人たちにそんな願いは
通じないことはわかっている。
私には破産の意思がないということを単にアピールして
おきたかったのだ。
ヤクザの会長は「破産しなくてもいけるのか?。」と経理に
聞くのだった。
経理はしばらくだまっていたがH氏の険しい顔をみて「だめ
です。」と答えるのだった。
経理は私がXデーに備えて1億近い金を準備していたこと
は知らないし、破産させないと本店をH氏が盗れないことは
わかっているのでそう答えるしかない。
でも私は「会社を守れない経理などはいらないぞ。」と思った
のだった。
そしてH氏の息子が食品会社に電話して商品を引き上げさせ
ろと私に言った。
私はR食に電話をして「商品を引き上げてくれ。」と言った。
そしてK産業にも電話をしようとしたら「そっちはしなくていい。」
と言うのだ。
私は「K産業も納品しているので連絡しないと。」と言うと
「ええといってるやろ。」と言ってH氏の息子は電話をさせて
くれなかった。
R食に商品を引き上げさせて恩を売っておいて納品させる
気だと言うことが伺えるのだった。
そして知らないやくざ風の男が「今からまだ店やれるもんなら
やってみろ、電話かけてたのむとこあるならかけてみろ。」
と言うのだった。
私は●ンダの社長のところに電話をしようと思って電話を
かけようとしたが、ここにいる面子を観ると迷惑がかかり
そうでかける途中であきらめるのだった。
そしてその夜は実家に送られるのだった。
近所の奥さんが「旦那さんから情報をもらった。」と紙を
持ってきた。
その紙には不渡り情報で私の会社が50数万だったか
不渡りがでたということだった。
そんな小さい金額で不渡りになるなんて・・・
そして弟は私がXデーにそなえて300万円を近所の消費者
金融から借りていたことで消費者金融に捕まって弟の嫁が
300万円を下ろして渡して開放されたと言うことだった。
それをまるで私のせいでそうなったかのように言うのだった。
それはどう考えてもお前のせいだろ、勝手に会社を自分の
物にしようとして社長を名乗ったせいでそうなったからだった。
教師のクセにお前がやった犯罪のせいでこうなったこともわか
らないバカかおまえはと思うのだった。
圧倒的な暴力の力によって物件を制圧するH氏にどう対抗
していけばいいのかと思うのだった。
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