会社では納品業者に対し、納品時間の遅れは一度は許しても
二度目はどんな理由があっても取引を停止する事になっていた。
そして取引を停止した業者は、もう一度取引をすることはなかっ
た。
量販的な商品が欠品する事は、お客様に迷惑がかかるし、その
ことで会社の信用もなくすからだ。
会社創業時はどうなるかわからない会社だったので、そう言うと
きに納品してくれた業者は大事にし、けっして併売(同じ品目の
業者を2社以上いれること)することはなかった。
会社を創業した当時、上記のことがあって取引を停止したA豆腐
屋があった。
我が社が大きくなるにつけ、A社は何度も担当者にアタックしてい
たが、他の業者の見せしめのためにもいれるわけにはいかなかっ
た。
しかし店舗が8店舗になったときに店舗レベルの引き上げのため
、よりおいしい商品をというコンセプトから見直しが行われた。
場合によっては併売も認めていこうということもあった。
どうしても見直しに参加させたいというI店長の申し出により、異例
ではあるがA社も参加し、その結果A社も再度納品ができるように
なった。
そのことによりA社からぜひ接待させてほしいと申し出があった。
一応接待は禁止なので断っていたが、トラブルがあり納品を禁止
されたのにもう一度取り引きできるようになったことで、どうしても
うけてほしいという再三の申し出に接待を受けることにした。
接待は大阪北の、テレビでおなじみの神田川の店で行われた。
A社は2人、こちらは私とI店長、部長の3人だった。
2階の部屋に通され、神田川さんが直接もてなしてくれた。
A社の1人が神田川さんの店で豆腐を使ってもらっていてテレビで
も言ってもらっているといっていた。
また神田川さんについて「カツラだという噂があるが、そのことを神
田川さんにいうと引っ張ってみて見ろと言われ、引っ張ったが取れ
なかった。
だから噂は嘘ですよ、でもテレビに出るときは乱れないように一時
間ぐらいセットして固めているのでそう見えるんですよ。」といった。
料理はおいしかったが我が社のI店長、お酒が回ってきたのか神
田川さんにからみはじめた。
「僕は地元では大和川と呼ばれるほど料理がうまいんですよ。・・・・」
なんと神田川さんに、料理についてうんちくをたれだしたのだ。
私は大丈夫かなと思い、しばらく聞いていたが徐々に神田川さん
の顔が引きつっていくようにおもえた。
さすがI店長。言いにくいことをがんがん聞いていた。
何故、これだけうまいのにテレビでは負けるのかとか、素材はあら
かじめホントは聞いているんでしょうとか、聞いてるこちらがひやひ
やした。
料理の哲人の話題では、哲人側にはあらかじめ素材が何かのヒ
ントがでているとか言うことも神田川さんは言っていた。
I店長神田川さんの髪の毛も引っ張っていた。
さすがI店長。酔えば怖い物なしだった。
そのあとは神田川さんと一緒にクラブでまたのんだ。
神田川さんが私の名前を入れた四季の歌を歌ってくれた。
でもI店長、男前で人気もありますが歌だけは音痴で、そのことだ
けが他の社員のつっこめるところで、みんなは神田川さんとも渡り
合う何も恐れぬI店長もカラオケだけは怖いようで・・
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