私が神戸でGというスーパーの店長をしていて1年が過ぎようと
していた時だった。
当初は、当初入った時に部門長会議で「私が預かる部門を20%
上げるのでみんなも6%上げてください。
ここはすごく売上が高く、商業誌に載ってもおかしくないぐらいで
すが、私から観たらロケーションに恵まれているだけで、レベル
が高くて売上がたってるわけじゃありませんから、各部門もっと
レベルを上げていかないと、近隣に店舗ができればたちまち食わ
れてしまいますよ。」と言った。
精肉部門などは売上を上げていると思っていたために「自分の
部門はあげている。」と言われた。
しかし私は「ほかの店の構成比率知っているんですか?
たしかに高いように思えますが、ハム、ソーセージの加工肉が
入っての売上ですから、牛肉、豚肉だけを見たら12%切ってます
のでほかの店舗だったら退店対象ですよ。」と言った。
それらのなんでもはっきり言うことによって当初は敵だらけのよう
になったが、3ヶ月もすれば目標を達成できているのが私の預か
る会社部門だけだったのでみんなが言うことをきくようになるのに
そう時間はかからなかった。
ある日、惣菜の作業場に入るとそこの部門長と納品業者が私に
「店長麻雀できるの?。」と聞いてきた。
私は「長いあいだやってないけどできるよ。」と言った。
そしたら「今日これから麻雀しませんか?。」と聞いてきた。
私は「まぁやるのはいいんだけど・・・
麻雀て4人でやるもんだけどいつも最後は敵は一人みたいになる
し・・・。」と言った。
みんなは「ええ~?どういうこと。」と聞いた。
私は「俺、麻雀で半荘4回以上打ってマイナス食らったことないし。」
と言うとみんな大笑いした。
私はまた「だから最後はみんなが敵は一人みたいになるから打たなく
なったんだけど。」
またみんな大笑いした。
あまりみんなが笑うので私は「だから大学時代からバイトはしていなく
て車のガソリン代やおこずかいはすべて麻雀で稼いでいて、親からこ
ずかいもらった記憶がないんですよ
無敗といってもいつもトップというわけではなくて、マイナスにならない
のでお金払ったことないっていう意味だよ。この20年間」と言った。
みんな何故か笑って涙を流していた。
あまりにも泣きながら喜んでくれるので「まぁ私にため張れるのは
桜井章一 ぐらいでしょう。タメ張れるだけで負けませんが。」と言って
トドメを刺しておいた。
実は20年間無敗といっても実際は14年間は麻雀をやめていたので
6年ぐらいだった。
部門長が「なんで長いあいだやってなかったの?」と聞いた。
私は「昔、事業を起こすときに自分は人の運の100倍ぐらいあるような
気がして、麻雀で運をすり減らすみたいで嫌なので10数年前にやめ
たんだけど。」と言った。
そして隔週の木曜日がスーパーの定休日だったので来週の水曜の夜
に打つということが決まった。
私はとりあえず感を取り戻さなければいけないのでインターネットの
哲也@東風 荘というところに登録をした。
まぁリアルで我慢する分、インターネット麻雀で発散するということでは
いい気分転換になった。
哲也@東風はあがった役や役満の種類でキャラが獲得できる。
後発組ながら私は哲也@東風荘で最初のキャラコンプリーター となる
のだった。
100位になってから1年以内に四天王宣言をし、無事四天王になり
それからすぐにランキング1位にもなれた。
後発組だったのでお祭り騒ぎみたいになった。
そのときに私は「俺みたいな不謹慎なもんが雀聖なんていいのかな、
対戦相手に【ゴロス】とか【六甲の山に埋めてしまうぞ】とか言って
ヒールまるだしなのに。」と言ったが、ある人が「哲也@東風荘への
貢献度は一番なので資格十分ですよ。」と言われた時にはけっこう
嬉しかった。
雀聖になったときにお祝いの言葉をたくさんもらって結構うれしかっ
たが、始めた頃は相手に対して「始めるのがお前のほうが早かった
だけで、同じ金もってやったら負けんのじゃ~。」と好き勝手言って
たのでけっこうヒール扱いされた。
そんなわたしが好きだという信者もあらわれたりした。
そんなこんなで麻雀決戦の火蓋が切られることとなったのだった。
当時はスーパーも店舗数7店舗となり、従業員もかなりの数に
なっていた。
私はJC(青年会議所)で友達になった電気屋のTさんとよく遊び
に行った。
その日もTさんが「いいところに連れて行きますから。」と言われ
翁橋の方面に連れて行かれた。
パブのようだった。
入ると客席から「社長~。」と4~5人の声が・・・
「ええ~~・・。」誰のことかな・・・
みんな社長のようなものだけど・・と思うと
なんとうちの会社の従業員がステージの前に陣取っていた。
ステージには胸を放り出している女の子が数人。
私はTさんの方を見るとTさんが「昨日連れてきてあげたんだけど
今日も来てるとは・・。」と言った。
私はスケベな社員をもっている会社のはずかしい社長だった。
1000円払えば口にキスしてもらえて、5000円でカーテンだけで
仕切ってある椅子だけが置いてあるステージで何かをしてくれるよ
うだった。
でも従業員がたくさん来てるのでそんなところには恥ずかしくて
行けなかった。
食べ物をオーダーすると女の子が胸をプリンプリンさせながら
持ってきた。
目のやり場に困った。
7~8人いる女の子をみんなで誰がいいとか言って結構盛り上がって
いた。
そしてしばらくしたらアナウンスが聞こえ「只今からゲリラタイムに
入ります。」と言った。
ゲリラタイム?
いったいなんのことかな・・・と思っていたら
女の子がお客さんに胸を顔に押し付けたり、抱きついてきたりして
お客さんを1人づつまわってくるのだった。
私がプルンプルンの胸を押し付けられるとうちの従業員はにやけな
がら私を見ているww。
かなりはずかしいなと思いながらも悪い気はしない。
Tさんはまわってきたお目当ての子の乳を吸ったww
うちの会社の従業員は「ええ~~~反則だ~。」と言っている。
こちらからお触りしたり、乳を吸うのは御法度なのだ~。
しかし、Tさんは「タバコ臭いぞ~あいつら乳吸いやがったな~。」
と言った。
「あんたもだろ~。」とみんなに突っ込まれていた。
ゲリラタイムが終わるとまた通常の飲んだり食ったりだが、女の子は
カーテンルームにさそっている。
うちの従業員は次々とカーテンルームに消えていく。
確か時間は10分ぐらいだったか?
そしてみんな満足そうな顔で帰ってきた。
私は「どんなことされるの?。」と聞いた。
Tさんは「そりゃもう上着のボタン外されてお乳おしつけられたりキスされ
たりでんがな。でも女の子任せで触ったりしたらあきまへんで」と言った。
私は生殺しじゃないのか・・と思ったが面白そうなので行ってみた。
カーテンに入ると女の子に上着を脱がされ、ズボンのうえからあそこを
さすられたりした。
生殺しだ・・・
このムンムンした気持ちをどこにもっていけばいいんだ~と思ったら
女の子が耳元で「あそこ触っていいよ。」と言ってきた。
この子は何故、こんなことを言ってくるの?
みんなが「社長。」って呼ぶから私がチップをはずみそうだから?
いろいろ考えていたら女の子がミニスカートを脱いで私の手を取って
パンティーの中に入れていった。
ええ~いいのそんなことして~と思ったが、気持ちと裏腹に指は
あそこ目指して進んでいった。
「あれ・・・」
入口に何かある・・・
何かで蓋をしているようになってる・・・
「ああっ」
女の子は小さな声を上げながら私の胸に抱きついてじっとしている。
硬い紙のような感触がする・・・
しばらくまさぐったあとでそれを手にとって見てみたら小さく折った
1万円札だった。
これは無言の1万円要求か・・・・
まぁあと5000円足してもいいかと思い、私も1万円を小さく折って
さっき取り出した1万円といっしょに元の場所よりも少し深く入れて
あげた。
「ああ~~~~~~。」と抱きついている手に力が入った。
私は「お持ち帰りあり?。」と聞いた。
女の子は「してくれるの?。」と言ったが私は酒を飲まないので
Tさんを乗っけてきて運転手だから笑みを浮かべるだけにして
おいた。
ひさしぶりに楽しませてもらった。
私の提案で私の作った利益管理表に仕入れと売上を入力
するようになって1ヶ月が経った。
しかし、菓子部門がどうもおかしい。
菓子というのはあまり特売をしていないし、とりあえず特売
でも仕入れ価格に15%~20%利益があるようにしていた。
にもかかわらず、利益が上がってこない。
発注もこちらでしているので利益がでないと仕入れをひか
得なければいけないが、どうもおかしい。
私はH井さんに「だれか商品持って帰ってるんじゃないの
どうみてもおかしいよ。」と言った。
H井さんは「まさか~そんなことないでしょ~。」と言った。
月末の30日になった。
夕方に私は利益を見てみたら利益がすごく減っていた。
私は何があったか仕入れを調べた。
なんとガムがケースで10ケース、14万円もの仕入れが
あったのだ。
検品のサインに店長のサインがあったので「何考えて
月末にこんな大量に仕入れしてるんだ。」と言った。
店長はサインをしただけで数量は把握していないということ
だった。
数量をみないで検品するということ自体が信じられなかっ
たので「前に仕入れは業者任せにしたらいけないと言った
でしょう。自分の金だったらこんなにいい加減なことできるの
か?」と私は言った。
店長は「信頼関係だから。」というので私は「そんなのだから
なめられて大量に放り込まれるんだ。」と言って返品する
ために商品を集めようとした。
だいたいガムもボールで仕入れることはあってもケースで
しいれなんかしてどうするんだ。
めちゃくちゃ売れてる大手でもこんな無茶な仕入れはしない
とおもい集めたが3ケースしかない・・・
ガムでもケースとなると大きいものなのですぐにわかる。
実際は3ケースしかいれていないのに10ケースと伝票に
記載してあったのである。
私はH井さんにこのことを告げ、ほかの商品も調べてみた。
ストアコントローラーに仕入れ数が入っているが、明らかに
商品がないものが多く、在庫金額が全然足りなかった。
私は納品業者の担当者を呼んで問い詰めることにした。
その業者は菓子の2次問屋(大手の菓子の納品業者から
仕入れている業者)で担当者は社長の息子だった。
H井さんに「あなたは怒り役で私はなだめ役ということで
どこまでやったか調べていきましょう。ストアコントローラ
ーには13ヶ月分しかデータは残っていませんが5年以上
さかのぼれるということで今までいくら不正を働いたかわか
ると言うことで」と言った。
H井さんは「いくらぐらいやられてるんでしょうか?」と聞いて
きた。
私は「多分500万円から700万円だけど最初の頃はそう
表立ってはしていないと思うので500万円暗いと思われます。」
と言った。
H井さんは「金額を返したらそれでいいということではないでしょ
う。」と言った。
私は「そうですね、わからなかったらこれからのずっとやられて
たんですから3倍返しですね。」と言った。
H井さんは「その方向で頼みます。」ということで話はまとまった。
しばらくして担当者が来た。
私は担当者に「毎月15万円から20万円は空納品していることが
わかる。いつからやってるんですか?。」と聞いた。
「今年は数回しましたがそれ以前はやっていません。」と言った。
H井さんは「そんなはずないやろ~何が数回?調べたらわかるん
やで~。」と興奮げに言った。
担当者は「本当に1年前はやっていません。」と言うので私は
ストアコントローラーで調べたらみんなわかるんですよ、1年以上
前には一度もないんですか?もしあったら大手菓子会社に連絡
してこんなことがあったと納品止めさすけどそれでもいいですか?。」
と言った。
担当者は「あったかもしれません。」と言った。
H井さんは「あったんならあったとはっきり言わないと承知しないぞ。」
と言った。
私は「2年前は?」ときいた。
担当者はまた「あったかもしれません。」と言った。
「今月のペースでずっとやられていたら今までで700万円以上で
最大で1500万円は空納品されてるんですが。」と言った。
担当者は「そんなにしていません。」と強い口調でいったがH井さんは
「やった金額返したらそれで済むと思ってるんですか、わからなかっ
たらこれからもずっと盗られてたんですよこっちは。」と言った。
私は「どうするの?。」と担当者に聞いた。
担当者は「返します。」と言ったがH井さんは「たとえそちらが700万円
しかやっていないといってもそれだけですまさない。マックスで1500
万円ならその金額でないとこちらは和解しない。訴えるけどそれで
いいか。」と言った。
そしてその納品業者は1500万円を返すということで証書を書いて
もらい、返すということならこのことはどこにも言わないということになっ
た。
店長もよく一緒に競艇にいったりしていたということ。
ほかの従業員も食べに連れて行ってもらっていたということなどから
癒着体質があったことも伺えた。
大手の菓子のえらいさんにこの菓子業者の社長のことを聞いたら
なかなか誠実な社長だということだった。
まぁ息子のこずかい稼ぎだったようだった。
私が神戸に店長として行って4年ぐらいして直接は納品依頼は来ない
がいろんな理事やほかの店舗の理事長から「紹介して欲しいと言われて
るんだけど。かなり商品が安いのでいいかなと思って」と連絡があった
りした。
私は「その業者は知っているのですが今の業者で問題ありませんので
それから、商品が安くても数量が足りなかったら高いものになりますか
ら数量だけはよく見たほうがいいですよ。」と言っておいた。
その業者の担当者に「何故、あんなことしたの?。」と聞いたときに
担当者は「もうひとつの菓子業者がそういうことをしていたので、そんな
こともアリなのかなと思った。」と言った。
店舗の従業員は仲間意識が出来るのかもしれないが、なぁなぁの
関係ができるときにスキもできるのだ。
私がPプラザというスーパーでマネージャーをしていた時のこと
です。
まず最初に利益管理を見たいので店長にどうなっているかを
尋ねた。
店長は「仕入れをストアコントロラー(レジ操作をする大元)に
仕入れを入力してそれを参考にしています。」と言った。
しています・・・?
「だから今月は今現在でどれくらい仕入れがあって利益がどれ
くらいかをどこでみてるのかを聞いてるんですが。」と私は言っ
た。
店長は「そんなのだいたいわかるでしょう。」と言ったので私は
「だいたいでわかってると言うけどそれなら今どれぐらい利益が
あるんですか。?」と聞いたが答えられない。
「仕入れは今現在いくらぐらいなんですか?」とまた店長に聞い
たが、「1ヶ月後でないとわからないので今はわからない。」と言
った。
私は「今はわからない?わからないのにどうして仕入れできるん
ですか?。」とまた聞いた。
店長は「仕入れは業者が調べて商品を入れてくるのでこちらで
発注しなくていいんです。」と言った。
私は馬鹿かこいつは・・・
私は「仕入れをストアコントローラーに打ち込んだら売れた商品
に対していくらの利益があったか出ますが、部門わけが難しい
点や、仕入れの総額とか直近の利益とかが出せないので実際に
仕入れをストアコントローラーに入力して運営しているスーパー
は99%ないですよ。」と店長に言った。
店長は「それでも1%でもそうしているスーパーはあるんでしょ、
だったらいいじゃないですか。」と答えた。
私は「99%と言ったのは今まで仕入れをストアコントローラーに
入力しているスーパーを見たことがないので言ったのであって
別の利益管理表で利益管理をしていてストアコントローラーに
入力しても利益が掴めないからどこもそうしてないんです。」と
店長に言った。
実際にストアコントローラーに仕入れを入力して上手く運営して
いるスーパーなどがあるのかその場でレジ会社の担当者に連絡
して聞いてみた。
レジ会社の担当者は「どこかにあるかもしれませんが私の知って
る限りではないです。」ということだった。
私は「各部門は昨日までいくら利益があるかがわからないと仕入
れもできないので今の仕組みでは管理できないから私が利益管理
表の仕組みを作ってくるのでそれに仕入れを入力するようにしてく
れ。」と店長に言った。
店長は「今までこれでやってきてるのでこれも使っていく。」と言って
きかない。
私は「それだったらとりあえずどちらも使っていくということでダメな
方を辞めるということでいいですね。」といってそうすることになった。
私は「仕入れを業者任せにしているとはどういうことですか。そんな
ことをしたら業者が自社の売上が足りないときはたくさん入れたり
回転率が悪い商品でも棚いっぱいに入れられたりするでしょう。
商品の賞味期限が過ぎた商品をきちっと返品してもらってるんです
か?。」と聞いたら
店長は「業者がきちっと見てくれてやってくれてる。」と言った。
私は棚を調べてみた。
期限切れの商品が山のように出てきた。
それらを集めて「こんなに期限切れがあるのにわからないのは
自分たちで発注していないからでしょう。
返品は仕入れ価格でやってくれるんですか?
そうじゃないでしょう。実際仕入れ価格の6掛けぐらいでしょ。
そんないい加減なことで利益がだえるか~
いいかげんしろ~。」
私はあまりのずさんさに思わず店長に言ってしまった。
店長は顔を赤らめてはいたが「何言ってんの。」というような
仕草でそそくさとどこかに行ってしまった。
チラシの特売の商談は店長がしていたが、例えばこんにゃく
が特売に入っていたら競合店は3つ100円で売っていて、こちら
は1つ78円とかなり差があるにもかかわらず、仕入れ価格も
78円でBストアで納品価格を40円にしたものと同じだった。
そして特売の日の納品価格は決められているので前日に通常
価格で売り場いっぱいに商品が山積みされて、ほとんど特売日
には特売価格で納品されることがないような業者にいいようにされ
ている店舗だった。
通常価格も知らない、全て業者任せで楽な毎日を過ごしている
最悪の店長のようだが、それに対してなんら疑問を持たない
運営側にも責任があった。
私は理事長の息子さんのH井さんにこのことを話し、仕入れ価格の
見直し、売り場の再編成、食品、日配部門は発注担当者を決めて
業者にはさせない、チラシの構成や商談は私がするということで
見直しをしていくことになった。
店舗というものは店長によって売上が大きく左右されるもので
当然、しっかりとした指針を持ってみんなを引っ張っていく店長が
いる店はかならずいい結果が出ているものなのだ。
利益管理がしっかりしていたらその中でどうしていくかの
戦略もくめるが、やみくもにわからない中で進んでいく者たちが
いい結果を残すのはよほど恵まれた条件の中でないと生まれな
い。
でもこれらの見直しによって3ヶ月後には1日の売り上げが160万
円から240万円に上がっていくのであった。
精肉部門も狂牛病で昨年対比が上がった店舗がないところを
2割も上げる結果になっていくのだった。
その日は阪神タイガースが優勝するかどうかの大事な試合
がやっていたので本店の店内10数台のモニターでもその試
合を流していたが、阪神は負けてしまった。
阪神優勝できなかったか・・・
優勝したら【阪神優勝セール】をしないといけないのでチラシ
のタイトルの差し替えなどの準備もしていた。
阪神優勝で売上アップを狙っていただけに残念だった。
その後、夜10時の閉店間近になったので私はレジ付近で売り
場をチェックしていた。
売り場には2~3人のお客さんと私と部長がいた。
そこに口のまわり血だらけにしたおじさんが店内に入ってきて
「お前とこはヤクザみたいな業者使ってるんか。」と言ってきた。
私は慌てて「どうしたんですか、何があったんですか。」と聞い
た。
おじさんは「お前とこの業者に殴られたんじゃ~。」と言った。
よく見たら歯も2~3本折れているようだった。
「すぐに医者にいきましょう。」と言ったが、家が店の裏だったの
で家に帰ると言ってそのまま帰っていった。
当然、いっしょに家まで行ったが、奥さんが「今日はこちらで
何とかしますから帰ってください。」と言われたので引き上げた。
私はS部長に「この時間にうちに業者なんかが来るのか?」と
聞いた。
S部長も「こんな時間に納品なんかないやろ。」と言った。
翌日、あらためてその人の家を訪ねたが、夜の7時頃にきて
欲しいと言われた。
私は納品業者がそんなことをするはずがないと思っていた。
店のお客さんにそんなことをしたら店に迷惑がかかることを
知らない業者なんかいないと思っていたからだ。
でももし、お客さんが言うようにうちの会社の納品業者だった
ら絶対許せない。
お客様に暴力を振るうなんて持ってのほかだし、あんなことが
あったらあの家の人はいくら家が裏でも買い物に来てくれなく
なるだろ。
一人のお客様を失うということはその周りのお客様も失うとい
うことだ。
絶対許せないと思った。
夜、お客様を訪ねた。
話を聞くと荒ゴミ(魚の内蔵とかの生ゴミ)の回収業者だった。
私は「本当に申し訳ありません。業者にもすぐに言って謝罪
に来させます。
当然取引もやめます。
本当にすいませんでした。」と言った。
しかし奥さんが「もういいですので向こうにも言わないでくださ
い。
主人も飲み屋でテレビを観ていて阪神タイガースが負けたの
で腹が立ってたので、店の横の道が回収車で通れなかった
のに腹を立てクドクドと文句を言ったようなのです。
あちらも阪神が負けて腹が立ってるようなことを言ってたそう
です。」
私は「それでも暴力を振るうなんてことはあってはいけないし
警察にこちらから連絡しましょうか。」と言った。
奥さんは「本当にもういいですから、謝罪に来て欲しくもないし
ああいう業者は怖いので・・。」と言った。
私は「でも慰謝料を出すべきだし、悪いのは向こうなんだから
謝ってもらわないと。」言った。
しかし「主人もきっと悪かったんだと思いますから。」と言う。
私は「うちとしてはそんな業者とつきあっていけませんから
取引はやめますから。」と言った。
でも奥さんは「本当にいいですから向こうには言わないで
ください。」というばかりだった。
「でも取引をやめるなり、回収担当者を代えてもらうなりしない
とお客様ももしまた会ったら気分悪いでしょう。
このままでいいはずありませんから。」と私は言った。
でもやっぱり「お願いですから言わないでください。」という
ばかりだった。
私は「病院にかかった費用とか言ってください。できる限り
のことはさせてもらいます。」と言ってお見舞いの品をおいて
帰った。
悪いのは事情がどうであれ暴力を振るう方だ。
なのに何もしないでくれと言われ、それでも何とかしないと
いけないだろうとおもったが、何度もなにもしないでくれ
と言われたことで相手に腹が立ってあげた拳のおろしどころ
がないことにどうすることもできないし、もし相手に連絡して
私が向こうに言ったことがわかり、あってはならないことだが
向こうの従業員が解雇され、お客様に逆恨みしたりしたら・・
いろいろ考えるがどうしていいかわからなかった。
謝罪させるとか警察に届けるとか、当たり前のことができない
ことに落ち込む私だった。
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